殿「TONO」誕生秘話にござりまする〜っ。

おとぎ話では、ござりませぬが・・・。
歴史を掘り起こすところ、時は、西暦2010年頃でしょうか?  

私が、聞いたところによりますと、
大阪の二人の若者が手持ち無沙汰で
何気なく漫画をかいていたところ、
突然に「あれ〜っ。なんか、見たことある〜。」
なんとなく、どこかで見たような〜っ。んんんん?
違うような似たような〜。そう言えば、あ〜っ。ある〜っ。

しかも、こちらは、「お殿様〜。ここは、日本国。」
ううん〜っ。もしや、いけるかも〜っ。

さすが、大阪人です。タダでは転びません。
商魂たくましく商標を取得したのでございます。


はい、そうしてできたのが、第一号の刀⇒殿でございます。
大阪で考えられたトノタウンのシンボル。
ド定番ともいえる【殿⇒刀】です。隠れファンも多くいるのでございます。
2011年販売開始となりました。

★「POLOちゃいまんねん、殿でんねん」このフレーズに乗り、
一時は、海外にも売り込む勢いだったと・・・。言い伝えられております。

諸行無常〜っ。波が引くようにやがてピークも過ぎ、
大阪のお城の家計は、厳しくなり、紆余曲折した後に、大阪より天領の地、倉敷に西暦2014年8月に城を移しました。

そこから、現在の私が新しいトノタウンの運営が始まりました。

時は、西暦2014年冬。日々、次なる一手を模索していた。
我がトノタウンには、【殿⇒刀】のアイテムしかない。 【殿⇒刀】だけでは、いずれ城は絶える。兵糧攻めに耐えながら、 ひと冬を超え、耐えがたきを耐え、新しい殿を探していたのでござりまする。

頭をよぎるのは、何かカッコいい殿、決めポーズ。 全く思いつかないが・・・。
決めポーズと言えば、オイラの世代なら・・・。
頭の中をよぎるのは、1977年製作のアメリカ映画「サタデーナイトフィーバー」の
主演ジョン・トラボルタのディスコでの決めポーズです。
【殿⇒天晴(あっぱれ)】は、完璧に米国のギャグめいたアイデア。
サタデーナイ殿フィーバー と想像し、 ジョン殿ボルタ などと一人でウケておりました。

映画のワンシーンで突き上げた、あの指の表現が刺繍では、難しく最初は、右手で扇子を持たせたのでございます。しかし、修正を重ね、指を突き上げました。

当然、羽織の中は、映画にならい、スーツの裏地をイメージして赤にしたのでございます。 この殿は、リアル版だけですが、元気感や決めポーズで親しみを感じていただいております。

余談ですが、映画、ミッションインポッシブルのトム・クルーズから殿クルーズと称して ミッションを遂行するポーズを考えていたことも事実ですが、見事にお蔵入りいたしました。
西暦2015年8月に【殿⇒天晴(あっぱれ)】を販売開始。
西暦2021年6月 廃盤

次なる殿の製作は、原点に戻り、お殿様は馬に乗り戦うべきだと考えておりました。
以前、笑い話ですが、『お殿様が馬に乗って戦う時は、終わりだ。』
など、カキコミをいただいたことがあります。
確かに殿が、戦うのは最後の最後、 殿が、決戦に出るのは無茶です。
でも、ここで、弓と槍パターンを同時に投入しました。


まさに背水の陣だったのかも知れませぬ。 【殿⇒弓】【殿⇒槍】どちらも戦闘態勢で挑みました。 ようやく、殿⇒刀ファンの応援もあって好評でございました。 やはり、戦うことが人間本来の闘争心に火をつけるのでしょうか? リアル版、シルエット版を御用意しております。
こちらの弓モデルは、流鏑馬(鏑流馬、やぶさめ)という、疾走する馬上から的に鏑矢(かぶらや)を射る、日本の伝統的な騎射の技術・稽古・儀式のポーズであります。
そのため、殿ファンに限らず、弓道系の方からのご注文が多いです。
西暦2016年2月【殿⇒弓】【殿⇒槍】販売開始。


次なる殿は、どんな殿になるのか お客様からもこんな殿、あんな殿とリクエストを受けておりますが、 弓・槍とくれば火縄銃。
しかし、馬の上から火縄銃というのはどうかなと考えておりました。
西部劇では、騎兵隊が馬上かウインチェスターのライフルで打つということはあります。
しかし、日本では、信長の鉄砲隊はありますが、馬上からの火縄は、連射が不可能。
その為、なんとまた馬を降りたのです。しかし、鉄砲隊が火縄を持つことはありますが、
殿は、通常触ることもないので、これは、試し撃ちなのかも?

 
西暦2017年2月【殿⇒火縄】販売開始。
西暦2021年6月 廃盤

次なる殿は、果たして?
毎回、頭を悩ますのです。
少し落ち着いた雰囲気で殿らしいたしなみは、何だろう・・・。 花見か?魚釣りか?
粋な殿のたしなみは、何だろう?
迷いましたがここは?鷹狩できまりました。


西暦2017年3月【殿⇒鷹狩】販売開始。


ついにきました、7人目の殿。 七人の侍では、ありませんが七人の殿までよくぞここまで作ったという感じです。『殿を増やせば、いいというものではない』 というお叱りもありましたが、 最後の武術と言えば、やはり薙刀。 馬から降りておりますが、ポーズは、決まっております。槍に赤の房をつけたのでアクセントになりました。

西暦2017年5月【殿⇒薙刀】販売開始。


さて次なる殿は、否、姫にござります。
この、リクエストは、確かに多かったのですが、
トノタウンに姫は、必要か?
この疑問が解けるまでに数年かかりました。
次に、姫のイメージが難しく、長年停滞しておりましたが、ついに解禁にござります。


西暦2018年1月【姫⇒白馬】販売開始。


殿の采配モデル登場です。
馬に跨り、采配を振るう殿、
ナポレオンでは、ござりませぬ。
日本の殿にござります。
8人目の殿、夏に向けて突撃〜っ。


西暦2018年3月【殿⇒采配】販売開始。

振り返りますと相当、迷走しておりますな。2019年1月3日。 トライ&エラー。

2019年、ちまちまと長袖シャツを投入。 長袖ハイネック、試験的に販売、人気なく中止。 ヤフーショッピングからもシステム変更により撤退。


西暦2019年3月背中に殿文字、廃止。新たに殿印タイプを開始。


西暦2019年5月 和暦は、平成から令和。殿ワッペン販売開始。
西暦2021年6月 廃盤

5月1日よりTONOTOWNを株式会社キューブ管理より個人事業主に変更。




西暦2019年6月 ウェブサイトを世界125カ国への販売が可能なアプリを導入。
先ずは、やってみる。
★★★ORDER NOW "Click here"  https://tonotown.jp/ ★★★
我将从日本??。I will ship from Japan.
Ich werde aus Japan versenden. Je vais expédier du Japon.
只今、全世界に発信中。と当時は、意気込んでおりました・・・。
後々。迷走します。



西暦2019年7月 令和元年7月殿タオル販売開始。
【今治タオルブランド認定番号 第2019-1312号】
タオルができるまでかなりの時間がかかりました。


西暦2019年10月
ウェブサイトを世界125カ国への販売が可能なアプリを導入をしてはみたものの・・・。
不発におわりました。
FB広告からも、海外から"How much"を連発されるが売れない。
よく考えると、日本人サイズのポロシャツは、サイズが合いません。
売れるはずがない事に気が付く。
本格的にやるためにアメリカンサイズを導入。
越境販売を最初から見直す。
ebayのアカウントを取得。



西暦2020年1月
東京にて五輪大会が行われる年。
ebayにはじめて出品してみる。
お殿様は、世界ではばたけるか?

西暦2020年2月
お殿様の商標の移転を行う。株式会社キューブより
ムラカミマサヒロ個人の所有に変更。

西暦2020年3月
新しい機材の導入を行い刺繍の幅広い
デザインを原点に返り、新規に始める。



西暦2020年4月
西暦2021年6月 廃盤

西暦2020年5月
ebayの出店撤退。
ころコロナウイルスにて海外の物流に対応できず。
また別の方法を
考えよう。

西暦2020年5月以降2020年12月
上り坂、下り坂、マサカ?
まさかのコロナ過で注文は、激減いたしました。
アパレル氷河期では、ありますが・・・。
完全に我が城は、兵糧攻め。



西暦2021年3月
いつもリクエストが多い三人の殿。信長、秀吉、家康のリアル版を投入。

西暦2021年5月
わが城、倉敷も緊急事態宣言が発令、5/16〜31日 延長で6/20日迄。
お城の財政を圧迫。

西暦2021年7月~2021年12月
膠着状態が続く、いわゆる煮詰まった状態、これといった事もなく
武士は食わねど高楊枝。されど・・・。ひもじい。
天の時を待つ。
ピンチはチャンスだ。今までチャンスをピンチにしてきた私だが、
ここからじわじわと家紋製作をはじめる。
何故かやり始めてたらミシンの不具合が止まらない。
なかなか、進まないがひたすら進める。

西暦2022年1月4日 寅年


とりあえず、織田、豊臣、徳川の家紋と殿印の丸を販売開始。
この時点で戦国モデルシリーズの廃盤を決定。
家紋の追加を急ぐべし。


殿トートバッグなるものを同時発売。


西暦2022年3月15日 
ロシアのウクライナ侵攻が続く、平和を願う。

西暦2022年9月18日 
ロシアのウクライナ侵攻により、世界情勢は大きく変わる、
エネルギーの供給問題にはじまり、食料や流通の変化が起き、
全世界のコストが上昇、そこに140円台の最も安値の円の為替レート。
コロナ不況と重なり、お城の財政はひっ迫しておりますが、
兵糧攻めに耐えております。
今年より自前のミシンで製作をスタートしたのが、
吉となることを願う。

西暦2022年10月10日 
構想3年、製作日数3日。ようやくサイトのリニューアルが完了。
ショッピングカートの機能が向上。
リアル殿・シルエット殿ともにカスタムが完全にできるように改善。
そして、ついに一部価格の改定。
消費税の8%から10%も耐え、運賃のアップにも耐え、刺繍糸の値上げ、
ポロスシャツの値上げも耐えてきたが・・・。
ついに、電気代をはじめとする諸物価の高騰の波には、
逆らえませぬ。お許しを。


hakuba
西暦2023年2月18日 
年も明け春に向けて新しき殿のカラーバージョンを追加。
白馬モデル。過去にもこの3色のトリコロールカラーはあったが、
刺繍の微調整と色の変更により更に完成度を増した。(自画自賛)

そして更なる一手を・・・。
ほんのり光る
蓄光糸で刺繍した、自称、光る殿。(笑)
派手には光らないが、ほんのり光る。
コンセントも電池もいらないエコな光だ・・・。
今年も始まったばかりだが、とりあえずここまでです。